バンドレン リード吹き比べ・徹底比較レビュー企画の第3弾!今回は、バンドレンの黒箱『ZZ(ズィーズィー)』です!
この黒箱、そもそも知名度がかなり低いんじゃないでしょうか。私もこの企画をやるまでちょっと忘れてました。
しかしいざ吹いてみると、これが結構いいかんじ!もっとみんな使おうよ!と思ってしまいました。
という訳で早速、バンドレンのズィーズィー、解説していきます!
Table of Contents
まずは公式説明から
ジャズ・サックス奏者によるテストでは、この新製品ZZリードはジャズに要求されるスタイルである明るさや音色を犠牲にせずに、素早く反応することが分かりました。自由な吹奏感で、すぐミュージシャンたちのお気に入りになりました。
ZZリードはV16の丸みのある先端部と中間の厚さのハートと*スパインにJAVAの柔軟なパレットの特色を組み合わせたもので、素早いレスポンス、豊かでカラフルな音が得られます。
バンドレン 日本公式サイトより
かつてこれほどまでにふわっとした説明文があっただろうか...。ZZの説明文って、なんか良さそうなのは伝わるのですが、『豊かでカラフルな音』とか『すぐミュージシャンたちのお気に入りになりました』というちょっとふわっとした感じがあるんですよね。
要約すると、明るい音色はそのままに、素早く反応して、音色の幅が広いという感じでしょうか。これはなかなか期待大ですね。
レビュー
これは意外といいですよ!
まずメイヤーで試してみましたが、音の立ち上がりがめちゃくちゃ早いです。赤などと比べると柔らかいというのもあるのですが、緑JAVAなどと比べてもものすごく速いです。
なので、音も華やかな印象になります。緑やV16と比べて、高い倍音、キラキラした成分が多いですね。V16と比べれば中・低域の倍音はちょっと少なめかな?でも音が細いということはまったくありません。
また吹奏感は、とにかく反応が良いです。かなり適当に吹いても音が出ます 笑。音域によっての吹奏感のムラが少ないので、とても吹きやすいですね。
個体差が少ないのも特徴でしょうか。正直traditional(青箱)なんかはびっくりするくらい個体差があるのですが、ZZは比較的個体差が少ないように感じました。
おすすめマウスピース、番手など
華やかさが特徴なので、ラバーでもメタルでも良いんじゃないかなと思います。特にラバーを使っているけれど、音が暗すぎちゃうといったお悩みのある方は、一度これを使ってみるといいかもしれませんね。
また、ジャズサックスをはじめたての方にもおすすめできるかなと思います。個体差が少なく反応が良いので、変なクセや力みなく練習していけるのではないでしょうか。
クラシックのマウスピースにはあんまりおすすめしません。合わせても問題ないのですが、青箱(Traditional)、銀箱(V12)、水色(V21)、さらにダダリオ(RICO)のレゼルヴもある中で、わざわざ選ぶ必要もないかなと思います。
番手は、メイヤー5MMであれば3~3半くらいですね。メタルは2半~3くらいでしょうか。柔らかめの印象なので、あまりに低い数字だとバキバキしすぎる可能性があるので注意です。
おわりに
いかがでしたでしょうか!バンドレン ZZのレビューでした!マイナーなリードといった印象でしたが、使用してみると好印象!多くの人におすすめしたいリードです。
是非参考になさってください。ではまた!