VANDOREN V16【ユッコ・ミラー氏御用達】徹底比較・吹き比べレビュー!

みなさまこんにちは。今回はバンドーレンリード吹き比べ企画、『V16編』です!

意外と出音いいんですよ。さっそく行ってみましょう!

VANDOREN V16 アルト用
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まずは公式から

V16リードは中間の厚さのハート(JAVAよりも厚くトラディショナルよりも薄い)で、力強いアタック、深く豊かな音を得られるようデザインされました。

アメリカ人ジャズミュージシャンの要望に応えるべく、1993年に発売されました(JAVAをもう少し厚くしたもの)。V16はトラディショナルよりも先端部が厚くパレットが長めです。サウンドはより輝きがあり、より振動するので、特にあらゆる新しいスタイルの音楽に適しています。

バンドーレン日本公式サイトより

というわけで、もう公式説明見れば明らかですね。JAVAより厚いリードです。以上!

と終わるのも簡単すぎるので、私なりにレビューしていきたいと思います。

レビュー

結構いいですよ!厚いのでJAVAよりもパワーは必要ですが、出音はジャリっと感もしっかりとあって、人によってはこちらの方が音色を作りやすいかもしれません。

私のようにクラシック出身の人はどうしても音色がきれいにまとまっちゃいますよね。そういう点では、このリードは音の立ち上がりからザラザラした成分が含まれていますから、吹き方を大幅に変えずともいわゆる「ジャジーな」音色を作りやすいと思います。

柔らかい音色という人もいますが、個人的に【V12・V16】などVシリーズは柔らかいというよりは、シャリシャリ・ジャリジャリした成分が多く含まれているように感じますね。その分音がしっかり飛ぶイメージです。

ノイジーでも音がしっかりまとまるというか、音が太い方向なので、荒っぽい感じにはならないですね。そこがこのリードのいいところです。

ジャリジャリ感があって、それが音の飛びとか太さにつながっていて、しかも暴れにくい。3でもマウスピースによっては重く感じるでしょうから「今のマウスピースに合う番手がない」というケースはあるでしょうが、それ以外は良いリードだと思います。

相性の良いマウスピースなど

メイヤーなどのラバーからメタルまで、幅広く合わせやすいと思います。ただ前述のとおりJAVA(緑箱)などと比べて少し重いので、今までJAVAなどを使っていた人からすると合わせるのが難しく感じるかもしれません。

あるあるですが、「2半だと軽いけど3だと重いなぁ」みたいな状況になりがちです。自分のパワーを上げるか、削るか(あんまり良い結果は得られないかもですが)、潔く諦めるか。

あとは例えば、メイヤーの6を使っているのであれば5に変えてこれを使う、というのもありかもしれませんね。

おわりに

というわけで、今回はV16のレビューをしてみました。

クラシック出身の方、パワーのある方、もっともっと息が入れられるセッティングにしてみたいという方は、ぜひ一度試してみてください!

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mo2
音大卒業後、某企業でレッスンや楽器販売などを行う。 2022年からライター兼ミュージシャンとして独立。 「おひとりさまスクエアシリーズ」 「実力でぶん殴られたシリーズ」などを投稿