サックスのビブラートは、お腹・喉・顎どこでかける?

ビブラートって、楽器によってお腹(息)でかけるパターンもあれば、喉を併用したり、顎を使ったりいろいろあります。

では、サックスは腹・喉・顎どこなんでしょうか?

結論:顎です

はい、顎です。

以上です。

だとちょっと短すぎるので、もう少し細かく解説します。

顎で音程をコントロールする

サックスを演奏している方なら分かると思いますが、

サックスはマウスピースの噛み具合を変化させると、音程が変わります。

この音程の変化を利用して、ビブラートをかけるんです。

「ワウワウワウ」とか「アウアウアウ」といった感じで、顎を緩めたり締めたりして、音程の波をつくります。

これが、ビブラートになっていきます。

サックスは顎以外でビブラートをかけない?

実は、そんなこともないです。

以前、某世界王者のマスタークラスを聴講した際、彼は「ピアノ(弱奏)では息でビブラートをかける」と仰っていました。

確かに、ピアノでビブラートをかけると、どうしてもいやらしい感じになりがちです。

息ならば、あまり大げさにならず良い感じでビブラートがかけられると考えているのでしょう。

こんな感じで、人によっては息でビブラートをかけるケースもあります。

正解はないけど、基本はある

ということで「サックスは基本的に顎でビブラートをかけるけど、例外もあるよ」というのが結論です。

こういう話を聞くと「じゃあ俺は、唯一無二のスタイルにしたいから、別の方法で!」と考える人もいますが、おすすめしません。

やはり、歴史に学ぶのはとっても大切です。そして、なぜそれがベーシックになっているのかを考えるのも、自分が唯一無二になるためには非常に大切だと思います。

今回は、ビブラートに関するお話でした。

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mo2
音大卒業後、某企業でレッスンや楽器販売などを行う。 2022年からライター兼ミュージシャンとして独立。 「おひとりさまスクエアシリーズ」 「実力でぶん殴られたシリーズ」などを投稿