今回は、バンドーレンリード吹き比べ企画、『JAVA編』です!
ジャズといえばやっぱりこれですよね。国内外問わず、使用している奏者は多いです。ジャズだけでなく、フュージョン系の方も使っていますね。本田雅人さんなどなど。
では、レビューしていきましょう!
まずは公式説明から
1983年に、バンドーレンがジャズとポピュラー音楽用に開発しました。トラディショナルより先端部が厚くパレットがより柔軟なので、広い面積部分で最大限の弾力性を持って振動させることができます。このタイプのコシの部分は結果的に弾力ゾーンが広めになるので、柔軟に演奏することができます。JAVAのJAはジャズを表わし、VAはバラエティー(娯楽音楽)、そしてもちろんバンドーレンを表わしています。
JAVAのリードはトラディショナル、V16よりも柔軟で、長いパレットで振動するので、レスポンスが素早く明るい音を作ります。
VANDOREN日本公式サイトより
というわけで、バンドーレンの最初のリード『トラディショナル』をより柔軟にしたリードということですね。JAVAというネーミングも「ジャズ」と「バラエティー」を合わせた造語ということで、なるほどという感じです。
レビュー
ぱっと吹けば「ジャズの音」がするリードです。渋い音、雑味がしっかりと含まれた音をとても簡単に出せます。
バンドーレンですからあたりハズレは結構ありますが、それでもこのリードが長年支持されているのは、やはり音色でしょうね。
吹奏感としては、反応は良いのですが、ほんの少しもっさりしたものを感じます。RED CUTなどと比べると、音の立ち上がりもそこまでパリッとしたものはない様子。それが良いんでしょうけれど、私はクラシック出身ということもあり、あまり慣れないです。
青箱(traditional)や赤箱(JAVA RED CUT)と比べれば、同じ番手でも柔らかい印象です。番手を選ぶ際は、注意した方がよいでしょう。
マウスピースとの相性など
「バキッ」とした音色、明るくて華やかな音色は持っていないので、暗い音色のマウスピースでない方がいいでしょう。ある程度息の抜けがよく、音色も華やかなマウスピースに合わせた方が良いかと思います。
メタルに合わせるのも良いでしょうね。本田雅人さんも、メタルにこのJAVAを合わせていたと記憶しています(T-SQUARE時代は、ほぼファイブラセルだったらしいですが)。
私は赤の方が扱いやすかったので(明らかに、クラシックの人だからでしょう)、今は緑を使うことはありません。
おわりに
というわけで、今回はバンドレン JAVAのレビューをしてみました。
青箱と同じく超ロングセラーで大定番ですから、特にジャズ・フュージョン系をやっている方なら一度は試してみると良いと思います。
ではまた!